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プロに聞く!サッカーでの視力の大切さ

未来を見据えて、
可能性を広げるために
必要なこと

決して恵まれた体格ではないにもかかわらず、得点を量産し続ける佐藤寿人選手。
プロとして長く活躍できている原点ともいえるのは子どもの頃のご家族や恩師の言葉だったといいます。ご自身の経験をもとに、お子さまの選択肢を 広げるために必要なことなどについて語って頂きました。

Profile

佐藤寿人

1982年3月12日生。埼玉県出身。Jリーグの名古屋グランパス所属。元日本代表。同じく元日本代表の佐藤勇人選手は二卵性双生児の実兄であり、Jリーグ史上初の双子選手。瞬間的なスピードに長け、ディフェンスの一瞬の隙をついてゴールを決めるストライカー。
ポジショニングの上手さで、クロスボール をゴールに結びつける実力はJリーグ随一である。2012年に、Jリーグ得点王とMVPを獲得、歴代通算J1リーグ得点数2位。12年連続2ケタ得点を達成している。21歳で結婚、現在は3人の子を持つ父親でもある。

大切なことを教えてくれた父の厳しい言葉

  • 物ごころがついた時から、サッカーに親しんでいたそうですね。

はい。3 才くらいからずっと遊びと言えばサッカーでした。
友だち同士で集まって公園でボールを蹴って木と木の間をゴールに見たててゲームをしたり(笑)。サッカーのクラブに入るのも自然なことでしたね。

    • 中学入学と共に、ジェフ市原(現千葉)のジュニア ユースに加入することになります。

    あの時両親は、営んでいた埼玉の飲食店をたたんで子どものサッカーのために千葉に引っ越したんです。当時はバブル景気がはじけた頃で再就職も難しかったはずなのに。その決断の重大さは当時の自分にもわかっていました。でも僕はジュニアユースに入ったばかりの頃につい弱音を吐いてしまったんです。自分たちのために厳しい決断をしてくれた父に向かって。ジェフのジュニアユースには、自分よりも上手い選手はたくさんいて試合にもなかなか出られない。その焦りを自分ではなく周りにぶつけていたんですね。その時、それまでサッカーに関して何も言ったことがなかった父が初めて言葉を僕に突きつけたんです。「おまえは本当に全力でやりきったのか」。それに対して僕はやりきっているとは言えなかった。全力でやるべきことをやっていたのにそれでもうまくいかなかったのなら自分の力が足りなかったと素直に思える。だけど、あの時の僕はそうではなかったんです。プロに入った後も様々な厳しい局面に陥りました。どちらかと言えば上手くいかないことの方が多いのがこの世界。そういう時、問題を外ではなく自分自身の中に見ることができるかどうか。そういうメンタルを突き詰めていけば、「自分はやりきっていたか」という問いかけになる。父の言葉は、今の僕の原点。どんな時でも、全力でやりきったと言えるようにありたいと決めた、あの時のことは今も鮮明に覚えています。

未来への選択肢を広げるために必要なこと

  • 今、寿人選手は中学1年生を筆頭に3人の息子さんを育てておられます。
    自分の子どもたちに伝えていることを教えてください。

自分が中学生の頃、担任の先生にこんなことを言われたんです。「佐藤くんよりもサッカーが上手い選手はたくさんいる」 サッカーのことなど全くわからないその先生にこんなことを言われれば、普通は反発しますよね。
ただ、先生は続けてこんな言葉を与えてくれたんです。「中学3年間をサッカーに打ちこむだけだったら、未来の可能性はすごく狭くなる。
でも、サッカーも勉強も一生懸命にやっていたらサッカーの実力では進めない高校にも勉強で進学できるかもしれない。
そうなれば、サッカーの未来だって広がるじゃないか」サッカーだけなら1 つの選択肢しかないかもしれないけれど、勉強も頑張っていたら4~5つの選択肢をもてる。できるだけ多くの選択肢を持てることによって、自分の可能性や本当にやりたいことも見えてくるんです。先生の言葉のおかげで僕は中学の3年間、サッカーも勉強も一生懸命に取り組みました。実際、高校受験の時には千葉県内のサッカー強豪校のほとんどに勉強でも合格できるレベルでした。
中学の時、先生に教えてもらったことは自分の人生における考え方の基本だし、それは息子たちにも伝えています。

成長のために必要な見るトレーニング

    • サッカー選手にとって「見る」能力は極めて重要だと思います。

    視野を広く持つことで、味方や敵との距離や状況も把握できる。
    それが、いい選手の条件だと思います。そのためにも「見るトレーニング」が必要だと僕は思いますね。首を振って直接見るだけでなく間接視野を使って状況を確認できれば、プレースピードも速くなるし見ている先と違う方向にパスも出せる。もちろん、最初はしっかりとボールを見てコントロールする練習が必要ですが、少しずつ顔をあげる工夫をしていく必要がありますね。